私立清蓮女学園に通うアイナ・レミネンは、フィンランドからの留学生。
学園では弦楽部に所属し、仲間達と楽しく充実した日々を過ごしていた。
──時は春休み。
休みに入ってすぐのアイナは、田舎の山村へと向かっていた。
それは『村の祭りでフィンランドの曲を演奏してほしい』という依頼を受けたからだった。
本当なら他の弦楽部員や顧問の先生も一緒に来る予定だったのだが、
運悪くそれぞれに予定が重なってしまい、結果として依頼者でもある
音楽プロモーター・三宅功(みやけ いさお)と2人で向かう事になったのだった。
寂しさを感じつつも、母国の音楽を披露する機会に心を躍らせるアイナ。
しかし……。
アイナを待ち受けていたのは想像していたような祭ではなく、
男たちの欲望にまみれた白濁まみれの祭だった……。