【信一】
「最初から下着に着いてたはずだよ……ほら、この前も使った……」
【佳澄】
「ひううぅぅっ……! ま、まさか……? あれ、なの!?」
レベルメーターの目盛をまた少し持ち上げる。
【佳澄】
「ふあぁぁっ! ふ、震えてるっ! 身体の奥が……あぁぁっ……し、痺れてるぅっ……!」
【佳澄】
「と、止めてっ! お願い……んんっ……こんなの……た、立ってられない……んんぅっ……」
【信一】
「ほら、止まってたらいつまでも終わらないから……歩くのをやめないで」
【佳澄】
「そ、そんなこと言っても……んんっ! こ、こんなの……ちゃんと、歩け、ない……ふあぁっ!」
【信一】
「仕方ない……初めは弱いのでいって……だんだん強くしていくよ」
【佳澄】
「んくううぅぅっ……そ、そんな……」
もちろん納得なんてできるはずはないと思う。
それでも俺がバイブの動きを緩めたおかげで、少しは前に進めるようになる。