『館熟女』

主人公・辰巳 亮(たつみ りょう)は、人には言えない悩みを抱えていた。
女手一つで自分を育て、大学まで進学させてくれた母親を、
ひとりの女性として見てしまうようになっていたのだ。
母さん――辰巳 円(たつみ まどか)を。

母一人、子一人の辰巳家。亮にはそれ以外の家族はない。
十年前に事故で他界した彼の両親に代わって、
実母の従姉妹だった彼女が、亮を引き取った。

だが突然不当な借金を背負わされて円は行方不明。
亮は強制的に山奥の瀟洒な洋館に連れて行かれる。

人跡途絶えた栄華の跡地――
母親の借金のカタに四ツ谷屋敷の使用人となった、亮。
その生活はすべて晶江、『奥様』に捧げられるようになる。
日常的な世話のみならず、風呂での三助から、
奥様のヴァギナの手入れまでをも任せられる。

奥様に捧げられるものはその忠誠心ばかりではなく、彼の若い肉体もだった。
亮が童貞であることを知った奥様は、良い暇つぶしが出来たとばかりに囁いた。
彼の襟をそっと掴み、その耳元に唇を近づける。
「ふふ、あなたの童貞、いただくわ」

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