『人妻女教師・麗香』

―――敏明は、毎日を鬱々と過ごしていた。

毎日がつまらなくて仕方がない。入学当時はこんなではなかった。
原因はわかっている。担任の橘麗香だ。
少しきつめだが、見た目は美人で胸も大きい。
入学当時は素直に憧れていたものだ。

何を思ったか、ラブレターなんてものを出したことがあった。
当時の俺としては真面目な気持ちで描いたものだった。
だが、あの女はそんな俺の気持ちを踏みにじった。
教室で俺が真面目に書いたラブレターの内容を読み上げたあげく、みんなの前で破り捨てたのだ。

その日以来、俺はやる気を無くし、しばらく学校を休むことになった。
幼なじみの伊織に強引に連れられていなければ、そのまま学校に来なくなっていたかもしれない。

話によると、そのあと少しして麗香は産休に入り、しばらく学校に来ていなかったらしい。
だが、俺たちが二年に進級するのと同時に戻ってきた。俺たちの担任として。
最悪だ。

しかもどうやら麗香は俺の事を目の敵にしているようで、なにかあるとすぐに俺に疑いをかけてくる。
この日もそうだった。
放課後に俺だけが呼び出され、麗香に尋問を受けることになった。

もううんざりだ……。
そう思っていたある日、偶然にも俺はとんでもない場面を目にしてしまった。
それは、学園のトイレでオナニーをしている麗香の姿。
その場面を携帯のカメラに納めた俺は思わずほくそ笑んだ。
そうだ、これを使って取り戻すんだ。
この女に奪われた、愉しい学園生活を……。

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